180116 奈良紀行36(大神神社4)

石段の上に「拝殿」が見える
ふつう拝殿の後ろには「本殿」があるはずなのだが、ここにはそれがない
拝殿の後ろには、御祭神の大物主大神が鎮まる三輪山を御神体とし
本殿を持たない上代の信仰の形がそのまま残る最古の神社ということになる
拝殿の正面の造りは何というか、重厚な雰囲気が感じられるものだ
この重々しさはちょっと他の神社では感じられないものだ
もうひとつ変わっているのが(というよりこれまで見たことのないものだ)
拝殿前の、石段を登りつめたところに立つ鳥居だ
ふつう2本の柱の間には「島木」と「貫」という板が渡されている
ここでは「注連縄」が渡されているのだ
おそらくこれが鳥居の原型ではないだろうか
※本殿を持たない(昔々、ある方に連れられて宇佐神宮の奥宮である大元神社のある御許山(←クリック)に登ったことがある。大元神社も拝殿の後ろにある「磐座(いわくら)」が御神体で本殿はありませんでした。懐かしい記憶です)